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| ★良い建物を建てるために | |
| ★建築設計事務所は何をするの? | |
| ★設計事務所の選び方 | |
| ★設計事務所の役割はどんなもの? | |
| ★建築家と上手に付合うには? | |
| ★設計料は,どれくらいかかるの? | |
| ★でも設計は建築会社がサービスやってくれるって!! | |
| ★クライアントの意見は,どこまで生かされますか (建築家ってわがままで勝手に設計して楽しんでるんじゃないの?) |
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| ★どんな建物でも設計してくれるの? | |
あなた自身がどんな建物が欲しいのか良く考えて下さい。
そして、何が本物か,良い建築かをよく勉強してください。実際に街を歩いて建物を見てみてください。建築家に相談して、その建築家の建てた建物を実際に見てみて下さい。建築は,幅の広い,奥行きの深い思想と知識,技術に裏付けられています。建物の良し悪しの判断ができるようになれば,建物を建てるときに,何をしなければならないかが自然とわかってくると思います。あなたの胸のなかにすばらしい建築への夢が生まれることが大切なのです。
大きくわけて3つあります。
1.基本設計:クライアントの希望・敷地の条件などを調べてベースとなるプランを作る。
2.実施設計:基本設計を基にまざまな条件を検討し,それを実現するための図面を作り,必要な構造や設備の計算をし,使う材料や,部品の種類・品質を決める。
3.設計監理:建設会社の選定や工事契約へのアドバイス。工事金額のチェック。着工後、工事が設計図面どおりに工事がされているかどうかを,厳しくチェックします。
設計図面の無数の線のどの一本を取り出してみても,それは,建物を作る情報を伝える重要な意味を持っています。しかも,あらかじめ決まっている線など一本もありません。すべて,あなたの建築を作るために考えぬかれ,何度もスケッチされた上で決められたのです。
BACKあなたに合った設計事務所の選びかたにはいくつかの方法が考えられます。
1.名前で選ぶ:毎月建築雑誌に名前の登場する様な有名建築家の事務所を選ぶ。
大先生があなたと真摯に付き合ってくれるとすればなかなか良い選択かも知れません。それに、あなたの建物が建築雑誌に載って取材の嵐になるかも。
でも,あなたの建物が大先生にかまってもらえず若手スタッフの玩具にされたら・・・・・。
2.大きさで選ぶ(=大手組織事務所):あなたの建てようとしている物が相当規模が大きく、なおかつあなたが望んでいるものが可もなく不可もない(国産某メーカーの大衆車のような)建物だとすれば最良の出合いでしょう。
正直なところ、技術力はここが一番かな。
3.知人の紹介で選ぶ:比較的まちがいの少ない方法かも知れません。でもその事務所が気に入らない場合、知人に遠慮してしまいませんか?
4.近くの事務所を選ぶ:なにはともあれ足の便が良いというのは強みです。でもあなたの近所のその事務所は代願専門かもしれませんよ。(代願:工務店などの依頼で建築確認申請業務のみを行う)
5.Webページで見た事務所にメールを送る:最も怪しげな手法です。Webページをせっせと作るような事務所は、よほど進歩的か、あるいはコンピュータおたくか、さもなければよほど暇なのかのいずれかです。
でも玉石混交-大当たりがあるかも・・・・。
それにメール出すくらいで損しないもんね。
6.容姿で選ぶ:TVドラマの建築家といえば、旧くは近藤某、続いて岩城晃一、最近ではキムタクと田村正和のコンビで決まり!!。みんなちょっとくせはあるけどかっこいいねえ。でも、女流建築家っていうのはTVドラマでは記憶にないなあ....。
TVの話はともかく、設計を依頼するとなれば結構長時間その建築家と話しをするわけなので、すてきな相手の方が良いにきまっています。技術はともかく容姿は一目でわかるので間違いのない選択かも・・・・。
以上、思いつくまま設計事務所の選定方法をならべてみました。
もうおわかりになった事と思いますが、配偶者の選定と同じようにこれといった王道はないのです。
あなた自身の判断であなたに合った方法で出合いを待つしかないのです。
でも、ほら、あなたの目の前に最良のパートナーがいるかもしれませんよ。
人に紹介されることもあるでしょう。建築雑誌で探すのもいいでしょう。きっかけはどうであれ,まずその建築家の建てたてた建物を見てください。
そして,その建築家とじっくり時間をかけて,話をしてください。 建築家はあなたのことを知りたがっていりと思います。
あなたも,建築家の建築に対する姿勢・思想をよく確かめてみてください。
その上で,依頼するかどうかを判断してください。
建築家にとっても信頼し合い,理解し合える施主との仕事にやり甲斐を感じるものです。
設計事務所は,建物の設計・監理が仕事です。建物の工事をするのは,建築会社の仕事になります。
設計事務所は,皆さんが望んでおられるものを組立て,それを表現した設計図面を作り,そのとおりに間違いなく建築会社により工事が進められる様に監理を行います。
空間,デザイン,材料,部品など建物全体の,総合的な質のチェックを行ないます。
このように設計事務所は,まず施主の方々の利益を代行します。
より良い建物を作り上げるために,建築会社と施主の間に立って,それぞれの立場の違いを調整する重要な役割にもなっています。
設計事務所に頼むと高そうだ、あるいは設計料は無駄な出費と思い込まれている方々がいらっしゃるようです。
設計料の額は建物の用途・規模によって違いますが基本・実施設計+監理業務を含めて工事費の7〜11%程度です。
(事務所によって設計料の決め方はまちまちですが、用途・規模・工事費によって料率を決めるやり方が一般的とおもわれます)
初めの相談から建物が完成するまで,ほとんどかかりっきりで調査をし,考え,図面を書き,そして工事現場でチェックもします。
こうした仕事は,あなたが末永くお使いになる建物の質を決めることなのです。
それでも,予算の調整が必要だとお考えなら,そのときは,率直にご相談ください。
建築家に支払う報酬は,あなたにとって,目に見える部分で何倍にもなって,返ってきます。
長い目でみれば,安い買物をしたという満足感が得られる筈です。
設計はサービスでやります,という建築会社があるとしたら...。
建物を作るもっとも基本となる設計をサービスでするということは,どう言うことでしょうか。
設計事務所のスタッフよりもはるかに高い給料(と思われる)の建設会社の設計部員の費用はだれが負担するのでしょう?
建物の質など無視してかまわない,と言うことなのでしょうか。
設計とは,建物の質を決めるものだということを忘れないでください。
そのような設計図で行われる工事を誰がチェックするのでしょうか。
このような形では,良い設計などできませんし,きちんとした監理もできるはずがありません。
まして,いい建築などできません。
★クライアントの意見は,どこまで生かされますか
(建築家ってわがままで勝手に設計して楽しんでるんじゃないの?)
お施主様のおっしゃる事ならなんなりと、申し上げたいところですが---。
どんな建物にも予算・敷地などの条件があるかぎり、その条件の範囲でいかに良い物を作るかということを考えなければなりません。
そのためには、お施主様にいくつかの選択をしていただかなければならない事もあります。 仮に物理的条件が許したとしても、社会性に反した事は「出来ない」と申し上げることが有るでしょう。
クライアントを [裸の王様] にしたくないからです。皆さんが思い描く建物を、実現するにはさまざまな技術,知識が必要になります。
デザイン的・機能的にも、そして材料的・技術的にも価値あるものを作るには、法律・構造技術・設備技術をはじめ、多くの知識が求められます。
都市や、自然の中で調和のとれたもの、そこで生活する方々にとって快適で住みやすいもの。
あなた自身のものとして、深い愛着を持っていただける優れたデザインもの。
すえながく使用に耐えられるものを生みだすのが、設計です。
設計者は、皆さんの夢を実現するために専門家としてお手伝いをしているのです。
本当にいいことと,そうでないことをみきわめるのも,そして必要と思ったことをはっきり申しのべるのも責任ある建築家の仕事なのです。
あなたのことを本当によく理解した建築家ならば,あなたの期待に充分に応えることができるはずです。
基本的にはYESです。 規模についても,予算についてもいろいろです。どんなことにも相談にのってくれるはずです。
しかし,事務所により得意分野がありますから,そのへんを見きわめてから,依頼されるほうが良いでしょう。
いずれにしても,まず相談をされることです。
きっと適切なアドバイスをしてくれるはずです。