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2005.12.12  
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  スローフード・スローハウス その4 耐震偽装マンションに思う。  

 

 

今、世間を賑わしている耐震偽装マンションに関して考えて見たいと思います。
個人的には、ちょっと信じられない出来事です。
しかし、マンションデベロッパーの体質からすればなんとなくありそうな気もするし・・。

ここでひとつはっきりさせておきたいことがあります。
建築にたづさわる人間とマンションデベロッパーは基本的に考え方・体質が違うという事。

良心・仕事への取り組みかた・技術力に関してはそれぞれの会社の体質があるとは思いますが、


1. 建築にたづさわる人間の基本的な考え方は、これこれの建物を作るのにはこれこれのお金がかかると考える。
もちろんクライアントの予算もありますからコストダウンの工夫や自分たちの利益に関しても無関心ではいられないですけれど・・。

2.マンションデベロッパーの基本的な考え方は、まず商品としてのマンションありき。
これこれの場所にこれこれの建物を建てたらいくらで売れるという所からスタートする。
売値- 土地代-宣伝広告費-販売経費(あの立派なモデルルームの建設費用)-自己の利益-諸雑費=建設費(建設費+設計費)
となるわけです。で今回の様な事件がおきてしまう体質ができ上がっている。

通常の形でクライアントから発注を受けた場合。設計と施工が分離しているのが理想的ですが(設計施工の場合でも)予算が少ないからといって構造にかかる費用を削減するということを基本的に考えないのが一般的な建築屋の考え方です。
予算がなければ外壁のタイル貼や床の大理石貼りをもう少し安価なものにしましょうとは言っても、鉄筋を減らしましょうとは基本的には言わない筈です。

 

というわけで、建築屋(設計者・施工者共に)の基本的な発想で起きた事件ではないということをとりあえず申し上げて、成り行きを見守ってみたいと思います。